HSP

 

 

 

 

 

先日本屋さんで、”HSPの特集コーナー”という棚を目にしました。

 

HSP・・・?何?ハイスペック??

などと頭の中のDAIGOが騒ぐ中、手に取ってみるとそれは

 

 

ハイリー・センシティブ・パーソン (Highly sensitive person)

高過敏性(高感受性)のことでした。

 

 

ほう…。で、何冊か本があったので

そのうちの一つをパラパラ読んでみると、チェック項目がありまして。

 

なんと。すべてに当てはまったのです…(笑)

 

 

エレイン・アーロンさんという心理博士が研究なさっているそうです。

ちなみに夫のアーサー氏は”吊り橋効果”の実験をした方だそうな。

 

The Highly Sensitive Person

 

家に戻ってから改めてウェブサイトを読んでみると、

やっぱり…全部当てはまる。

 

ああ、そうだったのか…と、ひとつの答えを見た気がしました。

 

全人口の15~20%に見られる特性だそうです。

つまり8割はそうじゃない。

なんだか謎が解けたと納得しました。

 

 

子どもの頃からとにかく不安が強かったことを覚えています。

神経質だね、心配性だねと親戚から何度も何度も言われてきました。

(手相のしわもものすごく多いです(笑)心配性だとそうらしいw)

 

サイレンの音がものすごくキライで、苦手で。鳴る度に震えていました。

ホラーなんてCMですら苦手だし、スプラッタも想像しただけで…うっ…。

香りにも敏感でしたね。

ものすごく緊張しいで、初対面の人とご飯食べられません。

喉を何も通らないのにお腹は空いていて鳴りまくるという…。

顔色を読むのはものすごく得意で、得意すぎてイヤになってしまう程なので

”空気を読まないように”頑張ってきました。

 

 

そしてこれらは普通、だと思っていました。

でも、8割の人はそうじゃないんだ…ということに暫し白目…。

 

 

 そしてHSPを知るずっと前に、一時期アドラー心理学に関する本をよく読んでいました。

アドラーの考え方の中に『課題の分離』というものがあります。

その問題は、自分の課題なのか、それとも他者の課題なのか、線引きをしていくのです。

 

自己啓発系の本にはよくラインホルト・二―バーの祈りが引用されています。

(Wikipediaから原文を引用↓)

God, give us grace to accept with serenity
the things that cannot be changed,
Courage to change the things
which should be changed,
and the Wisdom to distinguish
the one from the other.

 

 

 

 人間だれしも、「思い通りにいくといいな」と感じることはあると思います。

思い通りに行かなかったときに、ストレスを感じる。というより

思い通りに行かなかったことを受け入れられない時に、ストレスを感じる、と言った方がいいのかもしれませんね…。

 

読んだことはないのですが(笑)

心屋さんの著書のタイトルに「ダメなあいつをなんとかしたい!」みたいなものがあった気がします。まさにこの感じ…。

 

 

変えられることを変える勇気、

変えられないものを受け入れる心の平穏、

そしてそのふたつを見分ける賢さ。

 

 

HSPには特に「見分ける」ことが重要なのだろうなーと思います。

 

 

 

不機嫌な人がいたら、”不機嫌でいる”ということを選んだのは意識的せよ無意識的にせよ、その人自身が選んだこと。

 

もしかして、自分が何かしたのだろうか…そうではなくても、自分が機嫌をとってあげなければいけないのではないだろうか…。と長年思い悩んできた私にとっては、そんな考え方は目から鱗。

誰かの痛みを聞いたり目にすると、自分にもそれが移ったかのように苦しくなってつらくなる…。続けていたら、身が持たないのは当たり前。でもそのことにも今まで気づけなかった…。

 

自分自身以外のことは、基本的には変えられない。

そんな風に思ってもいいんだ…。と驚きました。

私はずっと自分でどうにか出来る~どうにかしなきゃ~なんて傲慢な考え方をしていたんですね。

お恥ずかしい…。

 

 

しかし長年HSPの特徴を持って生きてきたので

なかなか急にその”線引き”をすることが出来なくて。

 

 

このことは相手の課題だから、私がこれ以上どうこうしても仕方ない。

んーーーーーーでもーーーーーーー!!!

 

 

 

そんな時に、(自分を)救済するために思いついたことが

『ホ・オポノポノを活用すること』でした。

 

 

ホ・オポノポノというのは

ネイティブハワイアンに伝わる、問題解決方法です(超ざっくり)。

「今起きている目の前の現実は100%自分の記憶(潜在意識)の再生。」

というもの。もしここを読んで気になった方がいましたらググって下さい…(笑)

 

 

オポノポノの関連本は読み漁ったことがありまして

そういう考え方もあるだろうな、というスタンスなので

完璧に理解しているとか、ずっと実践しているわけではありません。

(ヒューレン博士にはお会いしてみたい…!)

 

でも祈りとしてのひとつのツールとして取り入れたいなと感じたので

自分には変えられないこと、他者の課題に直面したときには

「ごめんなさい、ゆるしてください、愛しています、ありがとう」

を心の中で唱えることで、線引きをしています。

(実際のオポノポノの実践の仕方とは異なります。)

 

それを繰り返すと不思議と楽になります。

多分、自分には何もできないという無力感を祈ることで手放せているからかと思っています。

 

 

課題の分離もそうですが、アドラー心理学は心に刺さります。

刺さりすぎて最初は読み進めることがむずかしかった…。

でも、【アドラーの思い出】という本を読んで(アドラーとのエピソードの話です)、心に響きました。

(と思ってAmazonで調べたら中古のえらい高いやつしか出てこない…!図書館でまたかりよう…(T_T))

 

 

人一倍神経質ならそれはそれで、人一倍対策を持とうと思うのでした。